メッセージ
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執着する心 2013年5月28日
あなたは今、何かに執着しているでしょうか。 執着とは、あなたの欲望、エゴから生まれるものです。 執着というのは、過去と未来に属します。 あなたは過去の自分の記憶、思い出、経験に執着する。 または未来の自分の理想、願望、達
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アメリカ・インディアンの叡智 NO.11 2013年5月27日
最初のアメリカ人(先住民族)は厳粛な自尊心を持っていた。 その性格にも教えにも霊的な傲慢さは見られなかった。 言葉をみごとにあやつる者は何も語らぬ創造物より優れている、 などと考えたりはしなかった。 それどころか、それは禍(
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アメリカ・インディアンの叡智 NO.10 2013年5月24日
創造されたもの全ての中に、生きる意味が宿っている。 樹や果物、植物はその意味を忠実に守って生きている。 同じ季節が来れば、必ず花は咲き、木々に実はなる。 動物たちも決して間違うことはない。 創造されたときのままの意志に従って生きている。 動物
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あるがままの自分 2013年5月23日
私たちの多くは、 現在の生活が不満足であったり不幸なものであればあるほど、 未来にその代償を求めようとします。 また、内面的な生活においても、何かしら満足感を得られないと、 自分の心を満たしてくれる何かを欲します。 「今のままでは足りない
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静かな精神 2013年5月22日
神秘的なもの、聖なるものとの交わりというのは、 心が完全に静まり、注意力が高まった状態で起こるものです。 世俗の騒がしさや、集団の中にいては神秘と交わることはできません。 恐怖や不安、葛藤や悲しみなど、心の混乱を抱えていては、 真の瞑想と言える状態
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アメリカ・インディアンの叡智 NO.8 2013年5月20日
人間の真の礼儀正しさが現れるのは、 言葉によってではなく、その人の立ち居振る舞いそのものである。 子供のころからそのように教えられた若者たちの場合、 好き勝手に自分のことばかりを話し続けたりするような真似は絶対にしない。 そうしたことは相手に対して
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アメリカ・インディアンの叡智 NO.7 2013年5月17日
私たちインディアンは、子供のころから偉大なる神秘を感じていた。 大地を見つめても、川の流れを見つめても、 周囲にいる動物たちや草木に目をやっても、 それらが「偉大なる神秘」によって創造されたものであることに気づいたし、 気づかないでいるということの
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伝統を超え、新たなる生へ 2013年5月16日
新しい人間の創造、新しい社会の創造は、 古い伝統や文化から生まれることはありません。 古いものからは古いものしか生まれず、新たなるものが起こるためには、 古いものは終わらなければなりません。 古い伝統に従うことに新しい発見はあるでしょうか。
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大自然へ心を開く 2013年5月15日
人間の心を健全にしてくれるもの―それは自然です。 自然とは純然たる生命であり、 その生命の姿、動きが、人間の心を豊かにしてくれます。 しかし現代人の多くは、自然に対してあまりにも無関心です。 自然ほど神秘に溢れたものはなく、 そこにこそ聖
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ヘンリー・ソローの叡智 NO.6 2013年5月14日
私が森の中で暮らそうと思ったわけは、 深く慎重に人生を生き、 生の本質的な事実だけと向き合いたかったからである。 生というものが何を教えてくれるのかを学びたかった。 そしていざ死ぬ時になって、 自分は真に生きてはいなかったということを知るはめ
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真理、神の探究 2013年5月13日
真理や神というものは、私たち一人一人が探究すべきものです。 真理というものは、他者から教えられるものではありません。 本の中に記されている神は、本物の神ではありません。 真理も神も、私たち自身が自分一人で見出さなければなりません。 生とは、
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ヘンリー・ソローの叡智 NO.6 2013年5月10日
それぞれの季節を移り行くままに過ごしなさい。 空気を吸い、水を飲み、果実を味わい、 そしてそれぞれの影響に身を委ねなさい。 これらをあなたの唯一の飲食物とし薬草としなさい。 あらゆる風に吹かれ続けなさい。 どの季節にも、毛穴のすべてを開いて、
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子供のような無垢な感受性 2013年5月9日
生の神秘や驚きに対する感受性というものは、 大人よりも子供たちのほうがより多く持っています。 子供は精神が瑞々しく、そして無垢であるために、 生に対する驚きや好奇心が失われていないのです。 それに比べ、大人のほうはどうでしょうか? 生に対
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「実在」について 2013年5月8日
実在とは、真に存在するもののことです。 それは人工的なものでも、虚構的なものでもありません。 実在とは生命そのものであり、宇宙の根源に連なるものです。 必然的なもの― それは人間が作り上げるものとは関わりなく存在するものです。 必然的に存
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「現在」における創造 2013年5月2日
世界の創造は、"現在"において刻々と起こり続けています。 世界の創造は、かつて起こった出来事ではなく、 今まさに一瞬一瞬起こり続けているものです。 私たちは今まさに創造されつつある世界に生きており、 その偉大なる創造は絶えることなく続いてい
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ヘンリー・ソローの叡智 NO.5 2013年5月1日
じっくりと腰を据え、意見、偏見、伝統、妄想、外見といった泥沼、 つまり生を覆う堆積物や障害物をつらぬいて足を踏ん張り、 詩や哲学や宗教に至るまで遠慮なく突き破り、 ついに足が「実在」と呼ばれる堅い岩盤にうまく届いたら、 これだ、間違いない、と言おう
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ヘンリー・ソローの叡智 NO.4 2013年4月30日
実在が架空のものとされ、 虚偽と妄想が確固たる真理としてもてはやされている。 もし人間が実在の世界だけをしっかりと観察し、迷妄に陥らないようにすれば、 人生はおとぎ話やアラビアンナイトのようになるだろう。 必然的なもの、存在する権利があるものだけを尊重
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神秘の扉 マイスター・エックハルト NO.6 2013年4月26日
人間にとって最も強く、最も必要とされる全能の祈り、 さらにいかなるものにも勝る至高の行為、 それらは「虚心」から出るところのものにほかならない。 心が虚(きょ)であればあるほど、そこから出る祈りと行為は、 より強力で高貴
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神秘の扉 マイスター・エックハルト NO.5 2013年4月25日
自らの精神の内で、または神の内で、そして全生命の内で、 自分自身を完全に捨て去った人こそ真の豊かさを持っている。 このような人の精神は最も低き場所へと身を退いたのであり、 そのような人の内に、神は自らの豊かさを余すとこ
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神秘の扉 マイスター・エックハルト NO.4 2013年4月24日
人が自分自身や外的事物の一切への執着を断ち切り、 そこから完全に離れ去れば離れ去るほど、 それだけあなたは、時間にも空間にも触れることのない魂の火花の内で、 ますます統一され、浄福なものとなっていく。  
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一瞬一瞬の奇跡 2013年4月23日
生の運動は、この一瞬一瞬に起こり続けています。 "現在"だけが動きつつあるのであって、現在の外にあるものは全て止まっています。 動きつつあるもの、生起しつつあるものは「生」であり、 それは常に新たなる創造として起こりま
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個としての「自己」を超える 2013年4月22日
私たちは「自分」というものを捨てなければ、 決して神を見出すことはできないでしょう。 なぜなら、神とは存在の全てであり、世界そのものであり、 そこには「私」や「あなた」という個は存在しないからです。 もし
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神と共に生きる 2013年4月19日
神とは生の全てであり、命の根源であり、 世界そのもの、宇宙そのものです。 生の一切、世界の一切は、 この一瞬一瞬、神によって存在しているのであり、 もし神がいなければ、生も世界もないでしょう。
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自分だけの人生を忠実に歩む 2013年4月18日
自分の天分に従って生きるというのは、 他者の生き方や思想に左右されるのではなく、 自分の生き方を貫くということです。 社会のあり方がどうあろうと、 また周囲の人々の生き方がどうあろうと、
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神秘の扉 マイスター・エックハルト NO.3 2013年4月17日
思慮深い人はみな、注意して聴いてほしい。 人間を完全性へと運びゆく最も大きな力とは「苦しみ」である。 最も大きな苦しみに立つ人たちほど、 永遠なる甘美を多く受け取る人もいない。 苦しむことは確かに