力ある偽善者への意思

2011年8月18日

力ある偽善者への意思

【要旨】

1.たとえ善意なく寄付されたお金でも、飢えた人々のパンになることはできる。

2.泣きながらパンを食べたことが無い者が、泣いてパンを食べている人より優れていると思ってはいけない。

3.力なき善は微力であり、力ある偽善は有力である。

4.無力な善人を否定してはいけない、彼らはこの惑星に存在するだけで、世界から悪いエネルギーを消す。

5.日本人は特に寄付やボランティアを積極的に行う人を、『あいつは善意ではなく偽善で行っている』と言って、財力の無い自分の言い訳にしがちである。

6.言い訳は無力であるどころか、有害である。真の善人ならば口にできないことだ。

7.日本人は特に寄付やボランティアを積極的に行う事を、『自分は偽善者なのではないだろうか?』と悩んだり、回りの目を気にしてやめてしまう傾向がある。

8.回りの目を気にして善行を止めてしまうことは、他人にも自分にも負けたことであり、それこそが真の恥である。

9.いっそのこと自分を「偽善者」だと開き直って、思う存分、寄付やボランティア活動を行うがいい。あなたはそれでいいのだ。

10.偽善者なら善行を吹聴するがいい。善行を行うのが素敵なことだと嘘をつき、慈悲と慈愛こそ真と嘘をつき、寄付やボランティア活動を行うことが自然だと嘘をつけ。

11.嘘を一度ついたのなら、永遠に嘘をつき続けることだ。墓場まで嘘を持っていかなければいけない。しかし嘘が真になったとき、あなたは「福音者」と成る。

12.自らが苦しい時により苦しい人を助ける行為は、人間としての勝利である。

13.あなたが助けた一人が子を産み育て、その子がまた子を産み育て、はるか未来のその子孫達が命を一人づつ助けるとき、あなたは人類を助けたことになる。

14.施しに迷った時は、無理にでも施しなさい。助けに迷った時は、無理にでも助けなさい。愛に迷った時は、無理にでも愛しなさい。何を考えたではなく、何を成したかである。

15.自分が何者かを知り、そして何を成すべきかを選択し、それを生涯続けることである。あなたはそれでいいのだ。もう一度言うが、あなたは本当にそれでいいのだ。

【箴言】

1.「自分を偽善者だと思うものは幸いである。彼らこそ本当の悪と善を知るからである。」

2.「善を行いながら偽善者だと嘲笑されることは幸いである。
人に先駆けて行う事を臆するあまり、結局は何も出来ないでいる者たちが、目立った行いをする者を偽善者だと嘲笑する。
それでも屈せずに善を行うのであれば、受けた嘲笑は全て天界からの称賛へと変わる。神は全てを見ておられるからである。」

3.「地上を天国にしようとするものは幸いである。彼らは天国にした地の幾倍もの黄金の天地が与えられるからである。」

4.「偽善への深い思索を続けながらも善を行う者は幸いである。
常に自分の行為の及ぼす影響に留意してなされる継続的な行為は、単なる主観的な善悪の次元を超越したものになる。
彼は自分が何者かを知り、そして何を成すべきかを選択し、人から人でないものに孵化するからである。」

5.「この世界に善のヒーローはいない。ピンチの時に誰も助けてくれない。悪は栄え善は衰退する。道徳の教養は机上の空論である。
もし目の前に、幼い子供が悪からの危機に瀕している時、あなたの回りに善のヒーローなどいない。いるのは目を閉ざした羊である。
暴力に武力や裏金や密告で対抗することが善ではないのなら、あなたは悪で良い。己の成すべきことを知り、ダーク・ヒーローとなれ。
汝が暗がりで流す血と汗と涙と苦しみは、全て神がみておられる。あなたの座席は既に天の高みにあり『勇気ある者』と刻まれている。」

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<偽善者だと開き直ることで、善を心置きなく行えるなら、あなたはそれでいいのだ>


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