心に新しい息吹を吹き込む

2014年5月26日

森の中の池

 

あなたの精神から凍り付いた冬を追い出して、
命溢れる新しい春の風を吹き込みましょう。
人間の精神は様々な問題や混乱を抱えていますが、
その重荷をいつまでも背負っていては人生は花開きません。
冬とは、凍りついた「過去」です。
それがどれほどの過去であれ、過去に縛られたままでは、
「新しい生の扉」は開かれてきません。

凍り付いた過去を追い出しましょう。
それはあなたを苦しめていた記憶、その痛み、古い自分です。
そのすべてを捨て去って、心を空っぽにしましょう。
心が空っぽで初めて、新しい「風」は吹き込みます。
心を空にして窓を開け放っていれば、自然と暖かな風は入り込むのです。
それは新しい命、あなたという新しい人間を呼び起こす風です。

命とは、「新しさ」であり、「再生」であり、「芽生え」です。
春の野に咲く花が勢いよくその命を開花させるように、
人間もまた刻々と新生し、生を新たにできる可能性をもっています。
しかし、凍り付いた古い過去によって心が縛られたままなら、
春の新しさが注ぎ込まれる空白が生まれません。
過去が凍りついてそれが心に居すわっているなら、冬はずっと続きます。
過去が融解し、溶け、雪のように消えてゆくとき、春は来るのです。

古き自分、過去の自分と決別すること。
あなたの心を占めているあなた自身の問題─そして過去─を一掃して、
空っぽの器のように心を空白にしましょう。
そこにこそ命の新生と新たなる生の芽生えが起こります。
変わらなければならないのはあなた自身であり、
あなた自身が変われば、過去を克服して新しい人生を創造していけるのです。


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