「自己中心的な自分」を手放して生きる

2013年12月13日

ブルーベリー

人間の本当の成熟は、自我(自己中心性)を克服して生きることです。
そしてそこにのみ、心の本当の自由や安らぎ、平安があります。
心が本当に自由であれば、不安や葛藤なく活き活きと豊かに日々を生きれるでしょ
う。
それは周囲の評価、他者の視線、そうしたものに重きを置かない生き方です。

小さな小さな「自我」に執着することをやめ、それを克服するには、
自分の心を見つめて、理解して、「自分を変えていく」ことが必要です。
自分が変われば、世界も変わります。自分が変わらなければ、何も変わりません。

心理的に自分を守りたいという自己中心性があるから、
そこから不安や恐怖、葛藤や悲しみが絶えず生まれてきてしまいます。
自己中心性を断ち切らなければ、混乱や不幸はすぐそこで待ち構えています。
そのような自己中心的な心持ちが、まさに心の混乱と苦しみの根だからです。

大事なことは、自己中心的な自分を終わらせること(克服すること)、それに尽きま
す。
自分を縛っているのはまさに「自分自身」なのです。
自分の足かせとなっているのは、ほかならぬ「自分への執着心」です。
だからこそ、それを乗り越える必要があります。

大地に咲く一輪の花は、他者の目を気にすることなく咲いています。
花は「自分をよく思われたい」「もっと評価されたい」とは思わずに咲いています。
それが花の美しさではないでしょうか。
自己への執着がなく、自己中心性をまったく持たない生き方。
それはまさに花のように美しく、自由な生き方です。私心なき花のような美しさ、豊
かさ。

人間もまた花のように生きることができます。
そのような「美」がそこにあるとき、その人の生は自由に豊かに花開くでしょう。
そこには、もうどんな心の苦しみも、混乱もないでしょう。
「私」という自我性(エゴ)を捨ててこそ、人間としての本当の成熟があるのです。


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