葛藤を理解し、終わらせること

2013年12月4日

多くの人々は「葛藤」にとらわれています。
葛藤があるかぎり、心は苦しみます。そこには心の自由はありません。
ですから、まず最初に自分の葛藤を理解し、葛藤を終わらせることが必要です。

では葛藤を終わらせるにはどうすればいいか。
それは「あるがままの自分でいる」ということに尽きます。
もっと「こうなりたい」「ああなりたい」という欲が、葛藤を作っています。
「あるがままの自分」と「こうなりたい別の自分」の二つの分離が葛藤の根です。
ですから、まずこの分離をなくすこと、別の自分を作り上げないことが大切です。
つまりそれは、自分の中に二人の自分を作ることをやめて、
「あるがままの自分のままでいる」ということです。

どんな分離もなく「あるがまま」に留まるならば、葛藤は消滅します。
「こうなりたい」「こうなるべきた」という思いを一切捨てて、
ただ「あるがままの自分」に留まり、それと共に生きることです。
「こうならなければならない」「こうならないと自分が傷つく」─
そうした「あるがまま」から離れようとする思考が葛藤を生んでいます。

「そのままでいる」ということ。
そしてその「あるがまま」とは違った別の自分を頭の中で作らないこと。
「こうなりたい自分」という頭の中の想像が、実は偽りであり、葛藤を作り出してい
るのです。
あるがままに留まるならば、葛藤はありません。
葛藤がなければ、心は自由になります。
その自由な心から、まったく違ったエネルギーが生まれてきて、生を変革するので
す。


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