賢者からの助言 No.22

2013年12月3日

スピリチュアルな活動の中で、葛藤に苦しみ人々もいる。
人は霊的に成長したいと望みがある。
しかしなかなか成長できない自分とのあいだで葛藤する。
理想の自分と、現実の自分。
そのあいだで心は苦しみ、葛藤が起こってしまう。

霊的な体験をもっと得たい、神を知りたい、悟りを開きたい。
そうした欲、思いは実は葛藤に行きついてしまう。
体験したい、欲しい、得たい、達成したい─
その絶え間ない欲がすべての葛藤を引き起こしており、
その葛藤は心の苦しみにほかならない。

本当のスピリチュアルは「欲」によって生まれるものではない。
自分の中にある欲や羨望を理解し、葛藤を終わらせた先にそれはある
まず私たちは自らの心の欲望、心の混乱を理解し、それを終わらせ、
自由な心を持たなければならない。
自由な心であってこそ、本当の霊的な生活が開花する。
心が混乱しているならば、どうしてスピリチュアルな生活ができるだろうか。
霊的な生活とは、生活の中に混乱がない状態から起こる。

自らの欲、羨望、葛藤、不安、恐怖─その全てを理解すること。
そして自らの心の混乱を終わらせること。
そうして初めて真のスピリチュアルの扉は開かれる。
欲もなければ葛藤もない心。そのような心は晴れやかで澄み切っている。
その曇りなき心こそ、霊性を開花させる基盤である。


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