無気力で何もしたくないとき

2013年11月29日


 

誰にも会いたくないとき、何もしたくないとき、
人間には時にそういうときもあります。
そういうときは、自分に無理をする必要はありません。
その気持ちのままにいることが大切です。

心に負担をかけ、無理をしてまで、人と会ったり、社会に出る必要はありません。
何もしたくないとき、無理に何かをしようとする必要はありませんし、
誰とも話したくないとき、自分に無理をしてまで人と交流する必要もありません。
無理をすれば、精神のバランスが崩れてしまうだけです。
まずは心のままに、静かに、穏やかな生活リズムを保つことが大切です。

静かな一人の時間が必要だと感じられるなら
積極的に一人でいる時間を大切にしてみましょう。
その一人の時間を味わい、自分の生活を改めて見つめる時間を持ちましょう。
そのような時間は、実はとても重要です。
なぜなら、そういう時間こそ、自分を見つめ直し、人生を見つめ直し、
「生」について深く省察することができるからです。
集団や社会の中ばかりにいては、人生の新たな地平は見えてきません。
一人の時間を大切にすること─それは人生に光をもたらすものでもあります。

焦ることはありません。
一人でいる時間から得られるものはたくさんあります。
その時間は、自らの成長にとっての糧にもなります。
そしていずれ光が見えてくるはずです。
焦ったり、急ぐ必要は全然ありません。何か月、何年かかっても構いません。
人生を見つめ直すことで、自分自身の心を変えていくこと。
心を変えていけば、生活のあり方もごく自然に変わっていきます。

無理せず、自分の心のままに、ごく自然に生活をしながら、
ゆっくり、じっくり、一歩一歩、着実に光へと歩いていけばよいのです。
その人にはその人の成長の速度、光へとたどり着く時間というものがあります。
自分を再生させることに、早いも遅いもありません。人は、何歳からでも再生できま
す。
無理をして心を強いたり、自分の精神の調和を壊してしまうほうが問題です。

じっくりと、忍耐強く、静かに、自分の内側に光が育ってくるのを持つこと。
そうすれば、いつか必ず心が開かれ、孤立することをやめ、
自分のほうから人と交わり、社会と交われるようになるでしょう。
もしくは、まったく新しい価値観や人生観が生まれ、自分の人生や考え方に自信をも
ち、
確固として自分らしい人生を、自分だけの人生を創造していけるようになるでしょ
う。
そのような「自分だけの生」というものが開花し、自信をもって生きれるならば、
もはや自分と他者を比較したり、社会に媚びたりすることもなく、
精神のあらゆる重荷を消え、花や鳥のように全き自由が開花するでしょう。


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