仕事における落ち込み

2013年11月28日


仕事でミスをして、自己嫌悪になってしまうのは、
やはりどこか自分に執着して、自分を失うことを恐れているところがあるからです。

仕事が上手くできないと「自分には価値がない」とか「能力がない」とか、
そういう思い込みから落ち込みや悲しみにとらわれる人が多いです。
でも決して自己嫌悪したり、悲しみに暮れる必要はありません。
ミスしても何をしても、それはもう終わったことで過去のことです。
自分のことばかりを考えてしまうから、「自分は、自分は、自分は」という思いばか
りになり、
そこから仕事によるミスばかりが気になってしまいます。

そうした思いにとらわれるのは、やはりどこかエゴイズム的なところがあるからで
す。
ですから、自分ばかりに執着することをやめること、
自分中心にばかり物事を考えるのをやめること、
ときにはそうした自分を手放して、自分中心で判断するのをやめること。
ある意味では花のように「無私無欲」で生きれるならば、
たとえどんなに仕事でミスをしても、すぐに立ち直って前に進んでいけるでしょう。

自己執着があるから、いつまでも過去のことを気にしてしまいます。
しかし自己への執着を手放し、自分中心であることをやめてしまえば、
心は解放され、過去に縛られず、より自由に軽やかになります。
心が軽やかになれば、仕事を恐れることなく、人との関係も恐れることなく、
これまで以上に充実して日々の仕事に打ちこんでいけるようになるでしょう。

ある教育家はこう言いました。
「人間の成熟とは、自分に執着するのをやめること、自己中心性を捨てることだ」
と。
これまで自分の心の防衛ばかり(自分を守ることばかり)にとらわれていたのを、
今度は自分を手放して、もう執着することをやめることができれば、
それこそ本当の成長であり、そこから新しい人生が開花するはずです。


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