J.クリシュナムルティのメッセージ NO.19

2013年10月25日

思考や知識には常に限界があります。
知識によって成り立っている科学は、それ自体が限定されています。
科学によって無限なるものを知ることはできません。
というのも、科学は有限なものだからです。

思考や知識、または人間の知性によっては到達できない領域というものがあります。
その領域、次元は、人間が有限な知識を超越して初めて開かれます。
この無限の扉を開くことこそ、瞑想にほかなりません。

瞑想のさなかにある精神は、まったく限りがありません。
瞑想においてこそ、精神は無限なものとなり、
そこで大いなる神秘、大いなる次元が開かれる可能性が生まれます。

この次元が開かれるためには、精神の静寂がなければなりません。
思考や知識が騒がしく動き回っているだけであれば、そこに静寂はありません。
思考が静まり、心も完全に静まり、そこに測り知れない静謐があるとき、
そのときにのみ精神は無限の飛翔をすることができます。

それは知識も記憶もなく、過去も未来もなく、
たた完全に精神が空っぽになって限りない状態になることであり、
その測り知れない精神が無限の次元を開きます。
瞑想とはこの無限の扉を開くこと、科学や知識では測れない次元を開くことであり、
全てを超えた異次元に突入することです。


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