「心」こそ本当の富
2013年10月22日
人間の真の豊かさ、尊さは、人間の「心」にあります。
心こそ人間の本当の豊かさを決めるものであり、
お金や物、世間的な成功や名声が人間の豊かさを決めるのではありません。
人間を真に満たすもの、幸せをもたらすものは「心」です。
富を求めたところで何になるでしょうか。
物質的な豊かさ、富の豊かさは、本当に人間の豊かさを作るものでしょうか。
どれほど富を求め、それを所有していようとも、
いずれは空しく消えていくだけのものではないでしょうか。
名声や成功といっても、どれほど長続きするものでしょう。
それらはまったく本質的なものではありません。
人間の豊かさは、外的なものではなく内的なものにこそあります。
富が重要なものであるとして、それを追い求める人は未熟でしょう。
生活が豊かになっても、心が貧しければ人間は凡庸なままです。
そうした外的な所有というものがいかに空しく、いかに卑小なものであるか、
そのことに気づかない人が世界にはたくさんいます。
どんなに富や名声を追い求めても、そのすべては消えてなくなるものであり、
いずれ手放していかなければならないのです。
決して失われないものこそ、人間にとっての本当の富です。
その富は尽きることなく無尽蔵に溢れ、無限の大きさを持ちます。
人間の心こそ、本当の豊かさです。
それは物やお金といったものをはるかに超越したものです。
心─精神─は、物質を超えたものであり、不滅で永遠です。
真理は常に、人間の内なる精神と共にあります。
それは心の質、目に見えぬ魂の存在です。
物を超えた次元にあるものこそ、真の豊かさを内包しています。
なぜならそれは、決してなくならず存在し続けるものだからです。
それは永遠に豊かに溢れ、絶えず生き続ける命です。
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