命の等しさ
2013年10月2日
神とは、等しさそのものです。
神とは命であり、生であり、存在そのものです。
原初の純然たる創造の内では、
全ての存在は等しいものであり、同等の命の輝きを持っています。
一輪の花も、一個の石も、一滴の水も、
命の内では等しく尊いものです。
それは全て神の命であり、聖なるものです。
人間だけが、命の尊厳を持っているのではありません。
「命」という等しい存在の中では、あらゆる存在が等しく高貴で尊いものであり、
そこには差別されるようなものは何一つありません。
全ては同じ聖なる存在であり、奇跡に溢れたものです。
この存在の等しさを失わせているものは、
人間の側の勝手な価値基準、美意識、自己判断といったもので、
これらの偏ったフィルターを通すならば、
「存在」の純粋性、「命」の純粋性、その等しい美しさを感じることはできません。
どんな価値基準も、自己判断も、美醜の区別も交えることなく、
ただまっすぐな透明な心で「存在」を見つめられる目があれば、
あらゆる存在は等しい命の尊さとして感じられるでしょう。
そこには命のまばゆい輝きが溢れているでしょう。
その純粋で混じり気のない心と目を持つ人は、
存在するものに神を見、宇宙の奇跡を見るでしょう。
その人は常に神の大いなる力を感じ、
命の真理、生の神秘、聖なる宇宙の創造を刻々と享受して生きるでしょう。
彼が見つめるものは、まさしく神そのものです。
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