賢者からの助言 No.21
2013年9月30日
私たちはあまりにもは多くのものを求める。
日常があまりにも平凡で何もないと感じられるから、
もっと楽しい体験や満足を得られるものを求めようとする。
理想や成功、遠くにある輝き、心楽しいものを追い求めるあまり、
「生きている」ということそのものの幸せを見失ってしまう。
幸せとは、追い求めるものではない。
それは求めて獲得するようなものではない。
それはそもそもの初めから、生まれたときからそこに「ある」ものなのだ。
幸せは獲得するものではなく、気づくものである。
あまりに遠くのものを追い求めすぎるから、すぐ近くにある幸せが見えなくなる。
「生きている」ということの奇跡、その幸せを感じられなくなってしまう。
私たちにとっての本当の宝物は、今ここにあるものだ。
その宝物は、求めずとも最初から私たちは持っている。
それは生まれたときからずっと、あなたという人間に宿っている。
あなたはそれに包まれている。
生きているということそれ自体が大いなる祝福なのだ。
生きているということほどの奇跡はない。
そして生きているということほどの幸せもない。
そのことに気づかず、外に何かを追い求めてしまうから道に迷ってしまう。
あたり前の日常、その一日一日の中に幸せがある。
些細な出来事、何気ない瞬間に、大いなる奇跡がある。
それはかけがえのない宝物であり、決して求めて得られるようなものではない。
何も求めなくなって初めて、幸せとは何かということを悟るだろう。
幸せは、今ここにある。
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