賢者からの助言 No.20
2013年9月27日
古いもの、習慣的なものは居心地がよく、
そこに留まることで安心感が得られ、とても安楽かもしれない。
しかし、そのような精神の安住ばかりに執着すれば、
人間としての創造力や新しい可能性はしぼんでしまう。
あなたは自分の安心、安住を守りたい。
あなたはそこから外に出るのを恐れる。
だからあなたはずっと「同じままの自分」に執着し、それを手放そうとしない。
あなたは新しい生を、新しい生の大地へと進もうとはしない。
しかし、もし人生というものが同じ固定されたもので、
まったく新しさを欠いたものであるならば、
そのような人生は輝きを失った中古品のようになってしまう。
過去にすがりついていては、新しい自分は生まれない。
生きるということは、常に新しい自分を発見すること、
そして自分というものを創造していくことだ。
それがなければ、人生はあまりにも乏しいものとなってしまう。
色褪せた、灰色の人生になってしまう。
新しい人間に生まれ変わろう。
精神性の開花、創造性の開花、そして新たなる人生の開花。
それを可能とするためには、過去の古い自分と決別しなければならない。
人間の精神というものは常に新たになる可能性を持つ。
しかしその精神が過去や習慣に縛られているならば、その可能性は開けてこない。
いつまでも古いものを背負っていては、新しい人生を生きることはできない。
古いもの全てを捨てること、そこから新しい生の一歩が始まる。
古い自分をここに置いて、振り返ることなく前を歩こう。
かつての自分に戻るだけならば、それは創造とは言えない。
昨日をいくら振り返っても、新しい一日は生まれてこない。
新しい「生」を創造するには、過去を捨てて歩まなければならない。
今、あなたは変わることができる。
明日でも明後日でもない。
今、あなたは生まれ変われる。
全ては、その瞬間その瞬間のあなたの心次第なのだ。
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