瞑想のあり方 NO.25

2013年9月19日

瞑想とは、あらゆる心の問題に終止符を打ちことです。
人間は多くの心の問題を抱えています。
その問題は普遍的な事物であり、すべての人間に共通しています。

たとえば「恐怖」という感情は、すべての人間に宿っているものです。
それは昔も今も変わらずにそこにあります。
恐怖の本性を理解しなければ、人は恐怖に囚われたままです。
恐怖があるならば心は決して平安を持たないでしょう。
そして心に平安と自由がないならば、そこには苦しみがあります。

私たちは深い瞑想を通して心の問題を理解することができます。
瞑想とは心の動きに気づくこと、そしてそれを理解することです。
この理解が心の問題の原因を見抜き、それを終わらせます。

瞑想における人間の心の洞察。
つまり、瞑想とは人間の心を観察し、知覚することであり、
その明晰な観察と知覚が自己自身の心の問題を終わらせるのです。

心を理解することなしに、心の自由はありません。
心を理解せず、恐怖や不安や葛藤に縛られたままならば、
そのような人生は不幸であり、苦しみが終わることはありません。

私たちはより多くの時間が与えられています。
その時間の中で多くのことを学び、理解すること。
そして「人間」というものを知ること。これが瞑想です。


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