命、そして真理の単純さ

2013年9月13日

真理は、単純さの中にあります。
それはあまりにも当たり前で単純だからこそ、
私たちはその真理になかなか気づきません。

一輪の花の中に命の真理があります。
空を飛ぶ鳥の中に命の真理があります。
植物も、動物も、ただ生きることを生き、
命そのものとして存在しています。

あなたがまだ赤ん坊だったころ、あなたはただ生きていました。
呼吸をし、泣き叫び、ミルクを飲み、そして眠りました。
そこにはただ「生きること」が、「存在すること」だけがありました。
花と同じように、そこに「在る」ということがあなた自身だったのです。
「生きていく」ということがあなた自身の意味だったのであり、
それ以外に生の意味はなかったのです。

では今のあなたと、赤ん坊の頃のあなたと、一体何が違うのでしょうか。
大人になるにつれ、人間は生を複雑にしてしまい、
生まれたころの「単純さ」を、命の単純さを忘れてしまいます。

命とは、「生きる」ことです。
それは求めたり、望んだり、欲したりするものではありません。
命の真理は、「生きる」ことにあります。
人生とは、「生きる」ことです。「存在すること」です。
それ以外に真理はありません。

命の真理は、今ここに「在ること」なのです。


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