アメリカ・インディアンの叡智 NO.18
2013年9月4日
人間の真の礼儀正しさが現れるのは、
言葉によってではなく、その人の立ち居振る舞いそのものである。
子供のころからそのように教えられた若者たちの場合、
好き勝手に自分のことばかりを話し続けたりするような真似は絶対にしない。
そうしたことは相手に対して無礼であり、
さらには自分自身の愚かさと軽薄さを現わすものである。
自分のことばかりを考えるのは、
相手に無礼になるばかりでなく自分の品位を落とすことである。
言葉ではいくらでも自分を偽ることはできるが、
その人自身の立ち居振る舞いは隠すことはできない。
その人の本性がそこにある。
礼儀と品位、そのたしなみとして高い評価を受ける身のこなしと、
人間の自分勝手さ、落ち着きのなさというものは、
互いにあい反するものであり、およそ一緒にできるようなものではない。
本当の意味で真の大人として認められるために、
私たち一族では子供のころから礼儀正しい立ち居振る舞いを学んだのである。
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