賢者からの助言 No.14

2013年8月2日

 

「生」の流れとは、過去でも未来でもない。
生の流れは、「今」である。
生きることは「今」にある。

「生きた現在=今」こそ、永遠に更新される不滅の新しさであり、
この新しさ、永遠に未知なる新しさこそ、真の豊かさである。
それは川が何ものにも妨げられず流れ続けるように、
人間も過去に縛られずに「今」を刻々と生きることである。

あなたが「流れ続ける生そのもの」であるならば、
あなたの人生は停滞したり、不安定になったり、
または迷って悩んだり、歩む道を見失うということはない。
あなたの人生が無秩序になるのは、生の流れを止めて停滞し、
いつも過去に執着することから起こる。

過去の言葉、知識、記憶、経験などによって、生の流れの外に出てはならない。
生の流れの外に出れば、必ず心の混乱が生じる。
過去の水たまりに安住するとき、生は停滞してしまう。
過去への執着、その水たまりを解き放たなければ生は流れに乗ることはできない。

今、目の前を通り過ぎた生は、すでに過去になっている。
そして次から次に新しい生の流れがやってくる。
間断なく流れ続けるものは、停滞を知らない。
それは永遠に新しい、不滅の光である。
留まらぬもの、停止しないものは、常に清く、新しい。

流れ続けるということ。
決して静止しないということ。
それが「生」であり、「命」である。
あなたがまさに「生の流れそのもの」であるならば、あなたは不滅である。
そこには「新たなる生」だけがあり、本当の豊かさがある。


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