賢者からの助言 No.13

2013年8月1日

 

子供は純真で無垢であるがゆえに、開かれた無限の感受性をもつ。
生の神秘を感じるのは、このような無垢である。
子供のように「何も知らない無垢」だけが、生を真に豊かにする。

無垢のみが、退屈さを知らず、虚しさを知らず、
活き活きとした豊かな精神を生み出す。
科学的な知識、言葉、または過去の経験といったものに縛られているならば、
決してそのような「無垢」は生まれない。
子供たちの心はそのような知識に縛られず、過去にも囚われていないから、
常に世界を驚きの目で見つめ、その神秘をじかに感じている。

無垢とは、昨日も明日も持たない「空っぽの精神」である。
そして知識や言葉を超えた「未知の精神」である。
この空白に、未知に、生の無限の飛翔がある。

子供は神に出会う。
神秘は子供の無垢な心に訪れる。
子供の心は、知識に汚されておらず純真で無垢であるから。
子供にはどんな説明もいらない。
子供は子供のままの感性で、宇宙の神秘を感じている。
しかし知識ばかりが詰まった大人の精神は、
この無垢の感性を失い、神秘も見失ってしまう。

「何も知らない」ということこそ、最高の豊かさである。
それは、未知なる神秘への扉を開ける。
知りえないものは、永遠であり、到着地点がない。
到着地点がないから、生は無限の可能性に開かれる。

この可能性が開かれるためには、心は「無垢」に戻らなければならない。
無垢な精神こそ、人間の無限の可能性を開花させる。


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