賢者からの助言 No.11

2013年7月11日

川の流れを見つめてみよう。
川というものは、流れることで生きている。
もし水たまりができて流れが止まってしまうと、水は停滞し、濁ってしまう。
滞った水は、出し入れしないと腐敗してしまう。
人間の生もこれと同じである。

勢いよく流れる川のように、
決して留まることなく活き活きと「生の流れ」の中で生きるならば、
その人生は決して停滞や退屈、腐敗を知ることはない。
停滞や腐敗、濁りが生じるのは、生の流れの外にいるときである。

活き活きと、決して留まることのない生とは、川のように流れ続ける生である。
そこに休息はない。そこに過去はない。
安定を欲して水が一箇所に溜まるならば、そこに停滞が生じる。
停滞が生じれば、生からは活力やエネルギーが失われる。

真に生きるとは、流れ続けることである。
静止せず、留まらず、どこにも漂着せず、
今持っている所有物を全てを置き去りにして、
昨日もなく、明日もなく、ただ「今」を流れ続けることである。
そこに無限に広がる生のエネルギーと可能性がある。

川の流れそのものが、全ての過去を、記憶を、言葉を、洗い流す。
川が流れることで、水たまりの濁りも浄化される。
人間の精神もこれと同じで、
刻々と生の流れに乗って生きることによってのみ、
過去に縛られず、腐敗せず、濁りから浄化され、
常に新たに、永遠に新たに瑞々しく生きることができる。

過去のあなたは終わり、刻々と新生するあなたがそこにある。


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