教育の意味とは何か

2013年6月6日

 

教育とは何でしょうか。
専門知識を得るためだけのものが教育でしょうか。
良い学校に入り、良い仕事に就くために勉強することが教育でしょうか。

私たちは学校で何を学ぶのでしょうか。
子供のころから毎日のように学校に通い、決められた授業を受けていきます。
子供のころからテストや受験で良し悪しを測っています。
はたして本当の教育の意味とはなんでしょうか?

小学校、中学校、高校、大学と、
私たちの教育は単に専門知識を得ることに比重が置かれています。
先進国の教育の多くは、単に表面的な知識を学ぶだけのものです。
試験に受かるため、良い大学に入るため、良い仕事に就くため─
はたしてそれが本当に教育でしょうか?
人間にはもっと重要なものがあるのではないでしょうか。

生とは何か、生きるとは何か、命とは何か。
生きるということの真理は何か、生の真実とは何なのか。
このような問いと学びこそ真に重要なものですが、
現代の教育はそうした生の根本的なものが失われています。
「人として生きるとは何か」といったことや、
人間としての真の精神的な成熟、智恵と創造性の開花といったものが、
今の教育ではないがしろにされています。

真理を発見することができるように子供たちを導くこともまた大事な教育です。
人生における知恵を学び、生の真実を探究しようとする意欲を持たせること。
「生」そのものの探究がないならば、そこに本物の教育はあるでしょうか。
生、命、神、宇宙、愛、叡智―
このような普遍的な物事こそ真の探究の対象であり、
そしてそれを子供たちに教えることこそが本当の教育です。

単なる科学的な知識、専門的な知識ではなく、
人生における創造性を開花させ、子供たちの精神的な独立を手助けすること。
子供たち自身がいずれ自分で真理を発見できるような精神を育むこと。
それなくして教育は価値なきものになってしまうでしょう。


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