ヘンリー・ソローの叡智 NO.1
2013年2月21日
人間生活の全領域は、高地から谷底に至るまで、
先覚者たちによって全て踏破されてしまったと考えている人々がいる。
しかし、人間の能力はまだ決して極めつくされてはいない。
また、過去の人々の前例によってその能力を判断すべきでもない。
人生というもの、人間の能力というものは、
まだほんの部分的にしか試されていないのだ。
一つの中心点からいくらでも半径を引くことができるように、
人間の生き方というものはいくらでもあるのである。
おのおのがそれぞれ自分の生を発見し、それを貫いて生きるべきである。
他者に追従したり、習俗に属す必要はまったくない。
人は自分だけの人生を創造することができるのだ。
人間のあらゆる変革は、奇跡と考えることができる。
しかもそれは、不断に生起しつつある奇跡である。
このような変革があってこそ、真の宗教的精神と言えるのだ。
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