命の喜び
2013年2月20日
命の喜び―それこそ真に不滅なものです。
そこには成功も達成されるものもありません。
「命」は「ただある」だけです。
そのただある命、「命がある」という奇跡、
その測り知れない神秘を感じる心を持つことこそ真の豊かさです。
宇宙の神秘、世界の美しさ、生の無限の可能性―
こうしたものこそ絶えることのない純粋な喜びと驚きを私たちに与えてくれます。
そしてこれらを感じることにどんな条件もありません。
私たちは今ここでその「生」のただ中に存在し、
それと共に、宇宙と共に生きているのですから。
どこにいようとも星々は巡り、季節は変わり、命は生き続けています。
動物、植物、鉱物、その日その日の天候、天体の活動、
風の流れや川の輝き、花の香り、鳥の飛翔─
今ここで、生命は生き続けています。
私たちは命の奇跡に気づいているでしょうか?
それは刻々と起こり続けている神秘です。
その神秘への感受性を持っているでしょうか?
広大な、大いなる生命の奇跡は今まさに「ここに」あります。
真の人生の豊かさ、人間の無滅性は、
決して世間的なものの中にはないでしょう。
絶えることのない「生」の喜び、本当の幸せというものは、
「生きている」「命がある」ということそのものであり、
それを感じる心はいつも私たちの内にあるのです。
それはどこに住み、どこで暮らそうとも、
同じ価値を持つ本当の豊かさです。
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