J.クリシュナムルティのメッセージ NO.9
2013年2月18日
「生きる」ということは、自分で生を発見し、創造していくことです。
模倣するのではなく、自分で発見すること。それが「生」なのです。
社会や他者が語ることに順応することは簡単です。
しかしそれでは本当に「生きている」ことにはなりません。
生きるとは、何が真実なのかを自分自身で探究し、発見することです。
この探究があるためには、まず自由がなければなりません。
社会や伝統に順応したり、常識や慣習に属したままならば、
そこに何ら自由はなく、探究も発見もないのです。
順応と模倣のあるところ、創造性は決してありません。
自由のないところ、自発的な探究や発見はありません。
自分の足で立って人生を探究すること、生の真理を見出そうとすること、
そのような自発的で自由な探究こそが重要なのです。
真に生きている精神は、他者が語る真実を信じ込むのではなく、
また容易に社会や集団に迎合するのではなく、
生を自分の目で見つめ、自分の足で立って探究し、
自分自身で真理を発見し、見出そうとします。
そのような精神性こそ、本当の宗教心であり、創造性なりです。
真に生きている精神は、絶えず発見し、絶えず創造し、
絶えず新たなる次元を生きるでしょう。
そのような生は腐敗や堕落を知らず、常に活き活きとし、
新たなる光のうちで不滅となって生きるのです。
Trackback URL
http://spiritual-public-foundation.org/message/4051/trackback