子供たちへのメッセージ NO.11
2013年2月7日
科学というものは知識で成り立っています。
知識とは過去であり、すでに知られたものの説明です。
その説明は様々な教科書や専門書に載っていますが、
そのような知識や言葉はいずれも皮相的なものです。
本当に生きるということは、
科学や専門的な知識というものに縛られず、
自分の心で「生」を発見していくことです。
科学的知識というものは表面的なものでしかありません。
その全てを超えて、自分の足で立って発見の旅に出れるかどうかが重要なのです。
本当の「生」を見つけるためには、あなたは自分で自身で生を探究しなければなりません。
他人から教えられた知識や本に書かれている言葉ではなく、
自分で目の前のものを見つめ、聴き、生そのものを体験し、
本当のリアリティに目覚め、世界というものを発見していくことです。
自分の足で「世界」を旅することが重要です。
旅と言っても、実際にどこかに行くということではありません。
心の旅、精神の無限の旅です。
あなたがどこに住み、どこで生きていようとも、
心があるかぎり無限の可能性に満ちた旅が可能なのです。
たとえ足をケガして歩けなくても、あなたは無限の可能性に溢れています。
なぜなら、体は不自由でも、心が自由ならそこには無限があるからです。
あなたが自分で自由に探究し、発見するならば、
そこには教科書にはないものが顕現するでしょう。
今ここに「生」はあるのです。
今ここで「発見」することができるのです。
そのような発見こそ創造性であり、終わりなき生の喜びです。
知識を超え、言葉を超え、常識に縛られず、
大人たちが言うことや本に書かれていることを何でもかんでも信じ込むのではなく、
自分で人生を探究し、学び、発見しなさい。
知っていることの全てを捨てて、新たに発見すべく自分の足で歩みなさい。
もしそれができなければ、あなたの人生は凡庸なものとなってしまうのです。
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