迷うこと、その先の光
2013年1月28日
私たちは、この人生の中で何度となく道に迷うことでしょう。
生とは何か、生きるとは何か、人間として生きるとはどういうことか。
なぜ自分は生きているのか、生きている意味とは何か。
なぜ自分は苦しむのか、なぜ生き続けなければならないのか。
私たちは迷い、悩み、見失い、そして苦しみます。
しかし「生」というものは、
迷い、悩み、苦しむことで新しい理解が開けてきます。
その迷い、苦しみが、新しい人間性を耕し、心を成熟させます。
人生における光ある洞察というものは、
迷いと苦悩の中でこそ得られるものです。
人生に途方に暮れ、どうしていいのか分からなくなって初めて、
人は「生」というものを新たに発見していきます。
苦しむことで、その苦しみそのものを超えていくことができます。
そして「生」の無限の広がりを見出すのも、生に迷い苦しんだからこそです。
発見があるためには途方に暮れる必要があります。
迷い、途方に暮れることで新しい発見があります。
そしてその発見は、人間の意識や精神のあり方を根本的に変えます。
それは「生の創造」であり、その創造によって人間は根源的に変容するのです。
迷うこと、途方に暮れることは人間の特性です。
この特性によって人間は成熟し、自らを創造し、「生」を新たにし続けるのです。
ラディカルな変容こそが、人間をその根底から変えます。
この変容は新生であり、まったく新しい生の始まりなのです。
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