智慧というもの
2013年1月21日
私たちは、智慧を持って生きているでしょうか。
人間にとって智慧とは何でしょうか。
それは自分自身で「生」を探究していく能力、
「生」を発見し、見出し、理解していく能力のことです。
この智慧の光こそ、人間のあらゆる問題を終わらせ、自由をもたらします。
人間は何ものにも頼らず、精神的に自立することが必要です。
この自立と自分の足で立てる力こそ、智慧の光です。
特定の社会や文化に属したままの精神では、智慧は生まれません。
決まりきった習慣や伝統の型にはまっているだけならば、
決して智慧が輝くことはありません。
智慧とは、新たに生を発見し創造していく能力であり、
そのような発見、生の創造がなければ、人間は古びたままです。
理解と発見を生み出すためには、智慧の光が必要です。
自由に生を探究し、本当に真理というものを見出そうとすること。
絶えず自分自身を更新し、創造し、変革していくこと。
心のあらゆる問題を理解し、それに終止符を打つこと。
それを可能とするのは、人間が持つ豊かで深い智慧であり、
その智慧こそ、その人の人生そのものをまったく新しいものにします。
生は、私たち一人一人が発見していくものです。
真理というものは、他人から教えられるものではなく、
自分で見出し、自分で理解し、自分で発見していくものです。
自分の問題を終わらせるのは、ほかならぬ自分自身です。
そのような自立的精神を持つには、大いなる智慧がなければなりません。
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