J.クリシュナムルティのメッセージ NO.5
2013年1月17日
有り余る知識が、人間をみじめにしてしまっています。
どんなに知識を頭の中に詰め込んでも、
生の豊かさというものは生まれません。
生の豊かさは、心の質の中にあります。
知識は限定されたもの、古いものであり、
それはどこまでいってもその領域内にしかありません。
知識とは過去です。
過去は新しいものを生み出すことはありません。
限定された知識、過去に根付いた知識を終わらせることによって
未知なるもの、不可測なるものと出会う可能性が生まれてきます。
科学的な知識、専門的な知識というものは、
未知なるものを測ることはできません。
既知なるものから自由になることで、未知なるものが顕れます。
知識に汚染されず、常に新鮮である心こそ、
生の神秘や驚くべき世界の雄大さを発見するのです。
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