子供たちへのメッセージ NO.6

2012年12月27日

 

多くの人々は「こうなりたい」「ああなりたい」という理想や野心を持っています。

あなたもそのような気持ちになってしまうことはないでしょうか。

あるがままの自分、今の自分に満足できずに、

違った別の自分を追い求めようとするのです。

しかしそこにあるのは、心の貪欲さ、欲望ではないでしょうか。

 

その貪欲さや欲望、絶え間ない追求や野心というものの根にあるのは恐怖です。

恐怖が、あなたの欲を突き動かすのです。

あなたは今の自分では満足できない、このままの自分では不安だ、

もっと違う自分にならなければと思う・・・そこに恐怖があります。

あるがままの自分から顔を背け、そこから逃げようとする恐怖です。

 

あるがままの自分から目を背けて、理想とする自分に逃げようとすることは、

実は人間にとっての本当の心の貧しさと言えます。

あるがままの自分こそが嘘偽りのない現実であり、

その現実から目を背けて違う自分になりたいとするとき、

そこには自己欺瞞があるのでてす。

 

大事なことは、あるがままの自分から目を背けず、そこに留まることです。

なぜなら、それこそが本当の現実だからです。

恐怖に促されて別の自分になろうと躍起になれば、そこらは混乱が生まれます。

その混乱によって行き着く先は、悲しみや葛藤、絶望です。

 

どんな比較や理想もなく、あるがままの自分に留まり、それを生きなさい。

あなたはあなたでしかありえません。

どんなに偽っても、それは本当のあなたではないのです。

あるがままのあなた自身であることこそ、尊いこと、美しいことです。

そうして初めてあなたは正直なのであり、自分に嘘をついていないのであり、

人生に真実をもって生きていくことができます。

 

あるがままの自分であることこそが自由であり、

どんな恐怖も葛藤もないということを本当に悟ったならば、

あなたの人生は新しい生の次元に入ることでしょう。

 


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