瞑想のあり方 NO.12
2012年11月30日
瞑想は、過去を超越していく運動です。
過去を超える運動とは「今」における生にほかなりません。
「今」の刻々に生動する命こそ瞑想そのものです。
命の活動と瞑想は一つです。
「生」は今起こりつつあるものであり、
過去には「現に生きたもの」はありません。
「現に生きたもの」に対して心を開くことが瞑想であり、
瞑想とは過去の全的に超えていくことです。
過去の中に「生」はありません。
過去はすでに死んだもので、生命は「今」生きているものです。
この「今」が生であり、瞑想はこの「今」に生きるものです。
真に瞑想が起こるためには、過去は終わらなければなりません。
精神が過去に囚われ、それに縛られているならば、そこに生はありません。
生を感じること、命を感じることは、「今」に生きることにほかなりません。
「生」は常に新しいものであり、決して古いものではありません。
瞑想とは新たなる生に心を開け放つことであり、
刻々と生命の活動を感じることです。
過去が終わったところから瞑想は始まります。
瞑想とは「今」における覚醒であり、
それは微塵も過去の影を宿さない一瞬一瞬の気づきです。
この「今の一瞬」に、生の全てがあります。
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