瞑想のあり方 NO.8

2012年11月14日

瞑想は、無限の次元の扉を開きます。

無限の次元とは、頭では決して考えられることのない領域です。

それは思考、知性、感情を一切超えたものです。

 

思考や知性によって何かを捉えようすることは瞑想ではありません。

真の瞑想とは、知識、思考、知性、感情を超越したものです。

科学者や哲学者は、言葉や思考によって事物を探究し、

それによって「生」を理解しようとします。

しかし「生」の神秘というものは、

知識や言葉の枠にはめられるものではないのです。

 

生の神秘は、言葉も知識も超えたものです。

どんなに理知を働かせても、人間は神秘を「知る」ことはできません。

知識も思考も知性も、測り知れない神秘を測ることはできません。

頭の働きは有限なものであり、有限なものが無限にものを捉えることはできません。

頭脳は物質であり、物質が霊性の扉を開くことはありません。

 

生の無限の扉が開かれるのは、頭脳が完全に静まったときです。

理知的な計算高い追求、過去の言葉や知識がすっかりなくなったとき、

頭脳が空っぽになって新鮮であるとき、

その「知」なき「空白」のうちに測り知れない生の無限性があります。

 

瞑想とは、この無限の空白の中で起こる活動です。

それは未知なるものの無限の開花であり、

「知る」ということが永遠にない事件です。

「知る」ことがないからこそ永遠に新たであり、神秘そのものなのです。

瞑想とは、未知なる無限に心を開いておくことです。


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