孤独、沈黙、叡智
2012年11月9日
人間の内部には、目に見えない宇宙的な叡智が宿っています。
それは宇宙的な叡智、生命を支える叡智です。
人間の知性のはるか及ばない力、未知の知性、
人間の知によっては一瞬たりとも触れることのできないもの。
その未知の力というものはも深い沈黙の中で感じられます。
それは頭の中で投影されるものではなく、知識や記憶でもありません。
人間の頭脳によっては知りえないものですから、
この叡智と交わるには完全な沈黙と空白がなければならないでしょう。
なぜなら、知識や言葉といったものが心を占めているならば、
未知の力を感じ取ることは不可能だからです。
私たちは、孤独の中で静謐と注意力を高めることができます。
そして同時に感受性と気づきの力を研ぎ澄ますことができます。
孤独とその静けさ、注意力と高められた気づきがあってこそ、
静謐の深みの中で宇宙の叡智とコミュニケーションすることができます。
宇宙の測り知れない叡智が感じられるのは、常に沈黙のうちです。
そして沈黙を深めるには、精神的な孤独と静謐な精神がなければなりません。
神と出会うのは、私たちが「独り」でいるときです。
その孤独で静謐な瞑想の中で神秘は感得されます。
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