幸福を求めることはエゴである

2012年11月8日

 

幸せになろうとすることは、一つの欲でしょう。

 

それは満足の追求、今の虚しい人生からの逃避であり、

 

利己的で自己中心的な活動です。

 

 

幸せとは、探し求めたり、追いかけて得るものではありません。

 

本当の幸せというものは、求めずとも自然にやってくるものです。

 

求められるものは幸せではなく、ただの君自身の満足感です。

 

 

あなたは感じたことがないでしょうか。

 

何も求めず、何も得ようともしていないのに、

 

ごく自然に喜びが湧き上がることがあることを。

 

何もしていないのに道端の花を見て微笑んだり、

 

鳥のさえずりや子供たちの笑い声を聴いて嬉しくなったことはないでしょうか。

 

それは意識的に追い求めたものではない喜び、幸せです。

 

つまり、自分のエゴによっては生まれない喜び、幸せです。

 

 

幸せを追求するならば、幸せは消えてしまいます。

 

自我(エゴ)があるところには不幸があるのです。

 

真の幸せは、自我の要求が終わったところにあります。

 

 

このことをあなた自身で考えてみてください。

 

本当の幸せとは何か、悲しみや恐怖を伴わない幸せとは何か。

 

所有したり、意識的に求められる幸せが本当の幸せでしょうか?

 

あなたが幸せを手に掴んだら、その幸せを失うことを怖れることになります。

 

それは幸せではなく、自我から生まれた恐怖です。

 

では本当の幸せとは何でしょうか?

 

それをあなた自身で深く考え、見つめてみてください。


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