金銭の虚しさ

2012年11月6日

 

なぜ私たちは、こうも躍起になってお金を追い求めるのでしょうか。

 

あたかも人生というものがお金を稼ぐためにあるかのようです。

 

 

本来、私たちはお金がなければ生きていけない存在なのでしょうか。

 

この地球には人間が生きるために必要なものがすでにあり、

 

それと共に生きるならばお金というものは不必要でしょう。

 

 

生きるためには衣食住が必要です。

 

地球には広く豊かな大地があり、米や麦や野菜や果実を育てることができます。

 

衣類に必要な素材も自然から得ることができます。

 

住まいに必要な木や石も自然が与えてくれています。

 

 

ではなぜ「お金」というものが必要なのでしょうか。

 

生命を養っているのは「自然」であって、お金ではないのです。

 

お金があっても自然の恵みがなければ私たちは死んでしまいます。

 

 

自然こそが、私たちを生かしてくれています。

 

お金というものは人が作り上げた一つの制度であって、

 

生の本然とは何ら関わらないものです。

 

 

例えばネイティヴアメリカンの部族の生き方を見てもわかるように、

 

お金というものがなくても精神的に高尚な文化を作り上げ、

 

人間の精神性をより高め、深めてきた人々がいます。

 

彼らは自然のままに生き、自然が自分たちを生かしてくれていたことを、

 

はっきりと理解していました。

 

だから彼らは自然を神として崇拝し、畏敬の念を持っていたのです。

 

現代人の多くにはこのような意識が欠けています。

 

 

 

どれほどお金をかき集めても、自然がなければ意味のないものです。

 

人間、そしてあらゆる生命をを支えているのは自然であって、

 

制度としてのお金ではありません。


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