瞑想のあり方 NO.4
2012年10月29日
瞑想は、混乱のない自由な精神から生じる運動です。
恐怖、悲しみ、不安、欲望―といった負の感情があるところに瞑想はありません。
そうした感情に突き動かされている限り、精神は自由ではなく。
自由でないならば瞑想は起こりえません。
真の瞑想は、精神が完全に静まっているときに起こります。
つまり瞑想の基盤になるのは、確固とした静謐な精神です。
静謐な精神とは、心の混乱、闘争、虚栄、欲望などを持たず、
清らかでまっさらな空白の精神です。
ですから、まず私たちがしなければならないことは、
私たち自身の心の問題を理解し、それに終止符を打つことです。
恐怖、不安、羨望、悲しみ、葛藤、絶望―
こうした感情の錯乱の全てをしっかりと理解し、終わらせること。
心が混乱しているのにどうして瞑想がありえるでしょう?
まず自らの心の混乱を見つめ、理解し、それを超えること。
そしてごく自然に心が静まり、静謐に満ちるならば、
そこから瞑想は無限の広がりをもって開花するのです。
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