真に生きるということ
2012年10月19日
先進国に住んでいる私たちの生活は、
精神性の豊かさとは対極に位置するような生き方です。
毎日毎日ロボットのように働き、機械のような単調な日々です。
仕事、仕事、仕事の連続で、本来の「生」と向き合うことがありません。
日々の日常を見渡してみると、
車や電車がせわしなく走り回り、人々は忙しそうに歩いています。
仕事、ノルマ、野心、達成、成功、お金―
私たちは何かに取り憑かれたように絶え間なく働き続けています。
人生とは何でしょうか。
このように毎日仕事ばかりをして過ごすことが人生でしょうか。
ひたすら成功や達成を追い求めることが人生でしょうか。
お金を得るためにロボットになることが人生でしょうか。
真に「生きる」ということと向かい合うためには、
引っ切り無しの仕事や些事から離れて、完全な自由な一人の時間が必要でしょう。
普段の集団生活から心を離し、まったく違った次元に生きなければなりません。
静かな一人だけの時間がある時にこそ、生の本質と向かう合うことができます。
あなたはそのような「一人の空白の時間」というものを、自分で作ることができます。
その空白の時間ほど、人間にとって贅沢な時間はありません。
なぜなら、そのような時間は決してお金では買うことができない価値あるものを、
あなたに与えてくれるからです。
それは、あなたの心の豊かさであり、瞑想の美しさです。
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