一輪の花の持つ美しさ
2012年9月24日
一輪の花を見つめてみましょう。
花は、ただ咲き、ただ存在しています。
この花は、私たち人間の秩序ある生き方を示しています。
花は人のように何かに執着したり、
自分の心の支えとなるような何かに依存したりはしません。
花はおのずから「我=エゴ」を持たずに生きています。
むしろ無心の息遣い、無の姿です。
花は存在します。
そして、ただ咲き、ただ枯れていくだけです。
ただ咲き、ただ存在し、ただ枯れていくことが、花という命、その使命です。
花には何の欲もありません。
花は何ものにも執着しません。
花はただ生きているがゆえに美であり、
何も求めず、持たず、望まないがゆえに自由です。
人はこの花の姿から、
非常に多くのことを学べることができます。
花の持つ自由、絶対的な安定、無秩序なき生。
エゴのない美ある生き方、そして聖なる生き方。
人間は花から学んでいるでしょうか。
花を見つめて、その内に宿る真理を見ているでしょうか。
花は大地にそっと咲いて、あなたを見つめているのです。
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