太陽、生命を生かすもの
2012年9月3日
太陽は全ての生物、存在を生かしています。
太陽の暖かさがなければ生命は存在できません。
同時に太陽がなければ地球上は暗闇のままです。
世界が光を帯びているということは、
当たり前のようで実は途方もなく奇跡的なことなのです。
私たちは当たり前に太陽の光を享受していますが、
この光がなければ私たちは生きていけないということを、
あまり意識していません。
光があることは当たり前、生きていけるのは当たり前、
そういう安易な考え方のほうが大きいのです。
私たちは太陽の光というものを「感じている」でしょうか。
それに対して少しでも意識を向けているでしょうか。
それともただ何も感じずに生きているだけでしょうか。
私たちは自分の力では生きてはいけません。
太陽の光があってこそ生きていけるのであり、
いわば生かされている存在なのです。
人間、そして全ての生命は、
太陽に生かされ、太陽に命を支えられています。
太陽なくして生存はありません。
太陽は生命を生かす源でもあり、中心でもあります。
このことを意識していることはとても大切なことです。
「生かされている」という意識を持つこと、
その謙虚な精神を持てないならば、人はいつまでも傲慢で愚かなままでしょう。
そしてまた無知なままでしょう。
聖なる賢人、聖なる精神をもった過去の偉人たちは、
常に太陽と共に、天体の意志と共に生き、それを敬い、
決して驕らずに自分低めて生きてきたのです。
その意識は、「自分は生かされている」というその根底から湧き上がるもので、
その真実を痛切に感じてきたからこそなのです。
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