賢者からの助言 No.5
2012年7月20日
あなたは、
自分で「生」を探究しなければならない。
自分で「生」の深みを探究すること。
それが可能となるには、
人はあらゆる教えや言葉から自由でなければならない。
他者の教えというものは、まったく重要ではない。
あなた自身がどう生きるか、
あなたが自分で「生」を発見していけるかどうかが重要なのだ。
ある特定の伝統、教義、法則、知識、常識─
そうした一切をすべて捨ててしまうことだ。
そんなものはすでに古びてボロボロになっている。
あなたがそのようなものにとらわれているかぎり、
あなたの精神は型にはまり、縛られ、惰眠の中でうずくまっている。
喜ばしい新たなる発見があるためには、古いものは終わらなければならない。
人間には無限の創造性が宿っている。
その創造性の開花は、完全なる自由から生まれる。
特定の知識や教義、伝統や文化に縛られ属しきっているならば、
そこには精神の自由はない。
まったく完全にゼロから始めること。
全てを捨てて完全に空っぽであることから始めること。
そうしてのみ、創造性は開花する。
全てを空にして一から始めてみることだ。
そうすれば、驚くほどに新しい発見と洞察が生まれる。
見るもの、聴くもの、触れるもの、感じるもの、すべてが発見となる。
新しい発見がある生こそ、喜ばしい生である。
その発見が、生を変え、新たにし、
人間をまったく異なった次元へと飛躍させる。
聖なる歓喜は、生の発見と共にある。
自分自身で真の喜びと幸福を見出していくからこその「人生」である。
自分自身で見つけていくことだ。
自分自身の足で歩むことだ。
自分で「宇宙」と「生」の深みを発見していく。
真実を発見していく。
それが人間に与えられた聖なる特性であり、本当の生きる意義である。
それなしには人生は古びた中古品となり、
まったく色あせて朽ちていくことになるだろう。
生きるということは、「生」を常に発見していくこと、変えていくこと、
無限の宇宙の深みを終わりなく探究し続けることである。
その限りなき精神の旅が、人間という存在の本当の意味なのだ。
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