言葉なき世界
2012年7月4日
ただ道端に転がっている石を見つめてみましょう。
それはただの石ではありません。
石もまた偉大な「生命」の一部です。
大抵の人は石を見ても何も感じないでしょう。
それは当たり前にあるもので、なんの不思議でもないものです。
しかし、見る人が見ればそれは「不思議なもの」なのです。
石という言葉にとらわれず、
ただそこにあるもの「そのもの」を見てみましょう。
それは言葉のない「何か」です。
それは「石」ではありません。
本来、「存在するもの」には言葉というものがありません。
それは言葉なき「何か」です。
人はこの不思議に気づくでしょうか。
石は石ではなく、言葉なき何かです。
なぜそれはそこにあるのでしょうか?
なぜそれはそこに転がっているのでしょうか?
人は目の前にあるものを見つめます。
それは無名の神秘、存在そのものです。
それはいたるところにあります。むしろそれは世界の全てです。
石は石ではなく、木は木ではなく、花は花ではありません。
この世は言葉のない世界です。
あなたはこの不思議に気づいているでしょうか。
一体「存在」とは何でしょうか。
世界とは何でしょうか。
それは誰にもわからない永遠に未知のものです。
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