無秩序をもたらす人間
2012年6月27日
この宇宙に無秩序をもたらすのは人間だけです。
人間は欲に囚われ、己の利のためだけに多くのものを破壊しています。
人間の世界にのみ暴力があり、そして悲惨があります。
欲望の暴力、利益追求という暴力、権力という暴力。
人間は社会を荒廃させ、秩序を壊します。
人間そのものの中に秩序がないために、
人間のやることなすことがこの宇宙に無秩序をもたらしています。
現代の政治というものは、社会のため、人間のためと言いながら、
嘘をつき、人間を型にはめ、生活を混乱させています。
政治家同士が互いに争い、そしてまた政党同士で対立しているわけですから、
そんな政治が生み出すものもまた混乱と無秩序です。
経済は利益追求が土台であり、それ自体が暴力的です。
宗教の暴力、伝統の暴力、文化の暴力もあります。
人間の世界は暴力に溢れています。
人間はなぜこんなにも腐敗し、堕落し、残酷なのでしょうか。
人間だけが世界に絶え間ない無秩序をもたらしています。
一体なぜ人間はこうなってしまったのでしょうか。
私たちはこの現実から目を背けず、全面的に直視し、
関心を持たなければならないでしょう。
なぜなら、私たちこそ人間であり、社会そのものだからです。
無秩序を作り出しているのは私たち自身であり、私たち自身の責任なのです。
この問題、人間がもたらす問題に無関心でいないこと、
このあるがままの現実をしっかり意識することが最初の一歩です。
「無関心」とは、人間の責任を放棄することです。
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