全てを超えしもの
2012年6月25日
一羽の鳥は、
人間の知によって創られたものではありません。
人間の知というものは、一粒の砂すら創ることはできません。
世界を支える超越的な力を前に、人間の知は無にすぎません。
全てを超える力というものがあります。
人間の知がはるかに及ばない無限の力、宇宙的な力。
人間の「知」さえも創り、支えている力。
それは名もなき宇宙の測り知れない叡智です。
この世の全てに、その叡智は宿っています。
宿っているというよりも、この世の全ての存在は、
その目に見えぬ叡智に支えられて生きています。
この叡智、力は「全てを超えるもの」です。
それは目に見える全宇宙の一切を超えているでしょう。
全宇宙を「創り」、全宇宙を「支え」、全宇宙を「維持」する力─
生命が生まれるのも死にゆくのも、その力によってです。
全ての源は「全てを超えるもの」にあります。
人間の知性はこの力に一瞬たりとも触れることはできません。
全てを超えるもの。
それは永遠なるもの、非知なるもの、時間も空間も持たないもの、
誰も触れることもできない無限なるものです。
この力、生命と宇宙の根源と繋がって生きること、その意識を持つこと、
その一体感の中で生きることこそ真理ある生です。
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