心の鏡

2012年6月22日

心の鏡

自分の心を知るにはどうすればいいでしょうか。

恐怖、不安、悲しみ、執着─

心は多くの混乱を抱えていますが、

この心を「知る」ということは極めて重要なことです。

自分自身の行為の動きを見ること、

それが自分の心を知るきっかけになります。

この自己認識は、自分自身というものを理解するうえで大切なことです。

今、自分がしていること、その行為そのものに気づくこと。

今、自分がしていることには自分の「心」が表れています。

それは自分の心を映す鏡です。

あるがままの行為そのものが、心を映しています。

この鏡が、心の不安、恐怖、寂しさ、悲しみ、執着─をそのまま表しているのです。

そこから目を背けず、あるがままの自分を見つめることで、

人は徐々に自分の「心」を知ることができるようになるでしょう。

心とその内容は、人間の言動にそのまま表れているのであり、

そのありのままの自分を映す鏡を見つめることで自己認識の深さが生まれます。

あるがままの自分を知ることが、自分を変えることの始まりです。

あるがままの自分を知ることなしに成熟はありません。

自分の中の無秩序や混乱を終わらせるのは自分自身です。

自分を知ることは、自分を変えることであり、

変わることが人間の成長です。


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