新しい倫理
2012年6月12日
今の世の中には、まったく新しい新しい倫理が必要になってきています。
人間社会の混乱、問題、堕落を終わらせ、
人間の新しい生き方をもたらすためには、
これまでになかった新しい聖徳と倫理がなければなりません。
上辺だけの社会改革や政治改革というものは、
人間を根源的に変えることはできないでしょう。
それらはどこまでいっても表面的で軽薄なものです。
どんな政治も、イデオロギーも、結局は古い意識から生まれたものにすぎず、
人間に根源的な新たな変革をもたらすものではありません。
そもそも人間が今、現代社会でしていること、
それが政治であれ、経済であれ、宗教であれ、
その全ての中に常に対立や闘争があり、互いに滅ぼし合っているというのに、
どうしてその中にまたもな倫理や聖徳がありえるでしょうか。
新たな倫理をもたらすのは社会的なものではありません。
真の倫理は、外部の人間によってもたらされるものではありません。
人間の真の倫理─それは自らが自ら自身の革命者であることです。
自分を変えるのは自分自身であって、他の力に任せるものではありません。
私たちは「自分で」生を根源的に変革しなければならないのです。
他者や社会がもたらす一切の影響から自由であること。
自分自身が自分の光であり、導き手であること。
この自主独立の光こそ、真の倫理であり、聖徳です。
この自由な光の中で、人間は自らを解放し、生まれ変わり、
生そのものをまったく新しい次元へと飛躍させるのです。
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