あるがままの生

2012年6月8日

あるがままの生

あるがままの生

 

人があるがままの「生」と完全に融和することで確信に満ちた人生を生きます。
なぜなら、そこにはもはや選んだり悩んだりする何ものもないからです。
ただ宇宙そのものが望む生を宇宙と共に生きることだけしかありません。
つまり、生そのものと、宇宙そのものと完全に一つとなって生きる生き方です。

生というものは、私たち一人一人の人間をどこかに導こうとしています。
それはその人だけの運命であり、その人が歩まなければならない道を示しています。
運命が強いる道、運命が押しつけるものに逆らうことはできません。
生運命の力は逆らいたくても逆らえないものです。
(例えば、死という生の運命に誰も逆らうことはできません。)

これと同じように、運命にも逆らいがたいものとして様々な形態と種類があります。
人はその道を歩まなければならないのであり、それ以外に選択の余地はありません。
運命に身を委ねるならば、そこにはもう選択の自由というものはないのです。
ただただ運命が望む生を忠実に、誠実に生きるだけです。

生の運命は人間に大きな苦悩や絶望、悲嘆をもたらすものですが、
その苦しみによって人は知恵を養い、真理を見出し、精神を成熟させ、
新しい人間として生まれ変わり、まったく異なった生の次元を開くのです。

生がもたらす苦しみと悲しみは、
その経験を通させることで自然と人間を変革させ、新しい生へと運び、
今までとは180度違った「新しい世界」を顕現させることでしょう。
これは宇宙の中で起こる「人間」という生命の神聖な変革と創造、大いなる奇跡です。
人間は苦しみの体験を通して生まれ変わり、新しい世界を見出すのです。


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