人間と自然のつながり
2012年6月1日
人間の心を健全にしてくれるもの―それは自然です。
自然とは純然たる生命であり、
その生命の姿、動きが、人間の心を豊かにしてくれます。
しかし現代人の多くは、自然に対してあまりにも無関心です。
自然ほど神秘に溢れたものはなく、
そこにこそ聖なるものが内包されているのですが、
現代人の自然に対する感受性はあまりに乏しすぎます。
現代社会に溢れるものは人工的な娯楽や快楽ばかりで、
むしろ人間の心は健全さを失い、病んできています。
うつ病や精神病といったものが増えてきているのも、
今のこの社会のあり方そのものが病的だからです。
自然とは、生命の源であり、世界の神秘そのものです。
人間の精神を目覚めさせ、再生させるものは、
人工的なものではなく、あるがままの自然の生命です。
それこそ、私たちに不断に生気を与えてくれるものです。
人間の精神は、純然たる生命である”自然”と触れ合うことで、
そこに生の実在を見つけ、真理をも見出すのです。
このリアリティは人間の精神を開花させ、真に純粋な喜びを悟らせます。
そしてリアリティとその喜びがあるところには心の完全な自由があり、
自由があることで人生に対する恐怖や悲哀、憂鬱などは終焉します。
自然の生命力、宇宙の神秘が人間にもたらすエネルギーは無限です。
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