動物を殺す文化

2012年5月24日

人間の文化は、動物を殺す文化です。
人間は当たり前のように動物を殺します。
快楽、グルメ、利益、ファッション、スポーツなどと称して、
何のためらいもなく動物を殺します。

自らの舌を、食欲を、味覚を満たすという理由で、
豚や馬や鳥などの肉を平気で食べます。
しかし、肉を食べるということは、動物を殺すということです。
肉食、そして動物を殺すというのは一つの文化、伝統であり、
私たちはそれに何の疑問も持たずに平気で受けて入れてしまっています。

利益、娯楽のために動物の毛皮をむしりとり、
時にはスポーツ、趣味などと言って、
ただ自分の楽しみのために猟銃で動物を殺す人々もいます。

私たち人間の世界は、気軽な気持ちで動物を殺しています。
己の一時的な満足を満たすためだけに。
私たち人間は平気で命を奪う狂暴な生物であり、殺し屋です。
人間とは恐ろしいほど野蛮な生き物なのです。どんな無垢な動物よりも。

このことについて、私たちは真剣に考えたことがあるでしょうか。
今のこの人間のあり方、文化のあり方に疑問をもったことがないでしょうか。
それとも「あなた」もまた一人の狂暴な人間、
動物の命を尊厳を無視して平気で肉を食べ、毛皮を身につけている人間でしょうか。

私たち一人一人の無関心と不注意、疑いのなさ、
当たり前のように常識を受け入れてしまう無知さが、
今の狂った人間社会を、文化のあり方を作っているのではないでしょうか。


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