神の身体

2012年5月14日

神の身体とは、宇宙そのもののことです。
人は神を頭の中で思い描いたり、キリストのような人格を思い浮かべるかもしれません。
しかし、今現在、この宇宙は存在し、維持されています。
この宇宙を、全生命を維持し、支えているのは人間の力によるものではありません。
全ての存在には、その起源があり、かつそれを支える力があります。

人間もまた「存在」です。
人間以外の生物も「存在」です。
草、花、石、雲、星といった自然物も「存在」です。

生命とは存在であり、存在とは生命です。
この世に「存在するもの」はすべて生命であり、
それが「神の有」と言えるものです。

ただ純然と「存在するもの」は善以外にありません。
その存在は神の愛であり、その愛は宇宙そのものです。
宇宙とは神の愛であり、神が神自身を愛する愛です。
なぜなら、宇宙と神は一つだからです。

「存在」は善です。それは神の愛そのものです。
「存在」は極めて高貴なるもの、聖なるものであり、
この「存在の奇跡」というものは私たちの周りのいたるところにあります。
むしろそれしかないのです。
宇宙とは生命であり、存在であり、聖なるものです。

神の愛、神の聖性があるからこそすべては存在し、
その「存在」という奇跡は、永遠に果てしなく続いていくものです。
宇宙という「存在」は神聖なものであり、それは神の身体であり、その息吹です。


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