言葉を超える神秘
2012年4月27日
本来、この宇宙には「言葉」というものはありません。
言葉が生まれる前から宇宙は存在し、あらゆるものは沈黙のうちで生きていました。
全ては無名で言葉のない世界だったのです。
宇宙の本然は「沈黙」です。
沈黙こそ宇宙の本来の姿であり、生命の存在です。
あらゆるものが沈黙のうちにあり、それは無言の創造です。
私たちが「太陽」と呼んでいるものは「太陽」ではありません。
「太陽」という「言葉」はあとから貼り付けられたもので、
私たちが普段「太陽」と呼ぶものは本来名もなき存在なのです。
それはただ「存在しているもの」としか言えません。
むしろ「存在」という言葉さえも超えています。
本物の宇宙、真の宇宙は言葉なきものであり、
言葉なき宇宙こそが本当の宇宙の姿です。
真の実在、生命とは、言葉を持たぬもの、言葉を超えているものです。
それは始源の存在、言葉が誕生する前から存在し続ける命そのものです。
宇宙の無言の声こそ生命の声です。
真のリアリティは、聖なる宇宙の沈黙の内にあります。
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