新しい人間の創造
2012年4月23日
人間は自分で新しい「生」を創造することができます。
自分で自分の生を発見し、その独自の生を生きることができます。
これは私たち一人一人に創造性が宿っているからこそ可能なことです。
人間における創造性は無限です。
つまり、その人間が見出せる「生」というものは無限にあるということです。
「生を見出す」ということは、自分で生の新しい側面を発見するということです。
そしてその発見は意識と生き方そのものを変容させ、
人間という存在を内面から新たに創造します。
創造によって私たちは常に生まれ変わると言ってもよく、
その奇跡は不断に生起し続けているものです。
文化や伝統、社会の固定観念に縛られ、
他者と全く同じように生きるだけならばそこに創造性はありません。
創造がなければ、人間の新生もありません。
人間が新たにならないとき、生は古びた中古品になってしまいます。
現代社会に生きるほとんどの人が順応的な生き方をしており、
そこには瑞々しい「生」の創造性がありません。
今の社会には模倣と順応ばかりがあり、自主独立の創造的精神がないのです。
そのような生は無味乾燥で無意味です。
常に新しい人間であること。
新しい「生」を見出し、その自分だけの生を生きること。
このような単独性と独立性こそ創造の源であり、
真に人間に内的な革命を起こすのはこの創造性の爆発です。
創造性があってこそ、人は「生きている」と言えます。
創造性がなく、自分が変わるということがなく、
そして生において何も新しいことが起こらないのならば、
そのような精神は死んでいるのです。
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