未知の創造性

2012年4月19日

生の創造性は、常に未知なる次元にあります。
創造性というものは「新たなる発見」であり、
しかもそれは自分自身で見出していくものです。

他人の知識や教えを受け入れることは創造性ではありません。
創造性があるためには、まず自分の足で立たなければなりません。
そして自分で「生」の発見の旅に出ることです。

旅と言っても実際にどこかに行くということではなく、
今、現にあるところから精神的な発見の旅に出るということです。
未知なる生の大地に自分で足を踏み入れること。
それが可能となるのはこれまで蓄積してきた一切の知識や経験を捨てたときです。

知識や経験はどこまでいっても古いもの、過去のものであり、
それらが未知の扉を開くことはありません。
なぜなら、知識も経験も既知なるものだからです。それは知られざる領域ではありません。
知られざる未知の次元でないならば新しいものは何もなく、
新しいものがないならば創造性もありません。

知識も経験も過去のものであり、どこまでいっても古いものです。
それをどんな大切に持っていても、やはりそれは古いものです。
新しい生を発見するには、古いものは全て捨てなければなりません。

新たなるものを発見して初めて創造性があります。
発見と創造は同じ一つのものであり、これが人間の生を変革させます。

未知の次元で生きることこそ、真の精神性の開花であり、
その中での絶えざる発見と創造に溢れた生こそ、
私たちにとっての本当に「生」なのです。


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